サンデー山口

第１回ジーニングコレクションで「匠山泊」第３弾も

　日本および世界に開かれたジーニングコンテスト「第８回ジャパン・ファッションデザインコンテストin山口（ＪＦＤＣ）」が、あす１７日午後２時から山口情報芸術センターで開催される。今年は、同コンテストを経て新ブランドを立ち上げたデザイナーによる「第１回ニュークリエーターズコレクション」、さらに「第１回ジャパン・ジーニングコレクション」（１８日午後１時半から）も行われることになっており、国内外から注目を集めている。同実行委員会主催、サンデー山口など後援。入場無料。

　ＪＦＤＣは、世界最大級のデニムコンテストとして毎年山口市で開かれており、今年で８回目。当日は、全国から応募のあった９００人中、一次審査を通過した北海道から沖縄までの約５０人が山口に集結。各自がデニムを使ってデザイン・制作した服をモデルに着せ、ショー形式で披露する。
　その後は、若手デザイナーによる「ニュークリエーターズコレクション」。参加者は、同コンテストで過去に賞を受賞し、現在新ブランドを立ち上げるなどして活躍している天本誠司さん、五十公野涼子さん、神大樹さん、古屋紅さん、下潤佳世子さん、野中亮治さん、宮森ユウジさん（アーティジャングル）だ。
　また、翌１８日に開かれる「ジャパン・ジーニングコレクション」は、世界的競争力のあるメード・イン・ジャパンのジーンズファッションに特化したコレクション。ヨーロッパ市場へのアピールや販路開拓につなげる狙いがあり、ここで発表される「匠山泊」第３弾や「イジット」など５ブランドは、来年１月にスペイン・バルセロナで開かれる世界最大級のファッション展示発表会に出展される。
　コンテスト開始当初から“山口を日本のミラノにする”と言い続けている岡部泰民実行委員長は「少しずつだが夢の実現に向けて手応えを感じている。山口から世界に向けて日本の文化をアピールできるよう、これからも一歩一歩進めていきたい」と力強く話した。