サンデー山口

　あす６日午前１０時から、名田島の山口南総合センターで「山口市消防出初式」が実施される。
　式には、旧山口市、小郡、秋穂、阿知須、徳地など各方面で組織する市消防団員や婦人防火クラブのメンバーなど総勢４８９人が参加。功労者や永年勤労者らの表彰が行われる。
　式典後には、同センター運動広場で屋外行事。最初の観閲行進では、市消防音楽隊を先頭に、各方面隊やまとい隊などの参加者が行進する。その後にはアトラクションも実施。同音楽隊の演奏や、はっぴ姿の消防団員による昔の消火機器「腕用ポンプ」を使ってのくす玉割り実演などが行われるほか、はしご車の体験試乗もできる。また、名田島婦人会による豚汁の無料提供もある。
　市消防本部によると、昨年の山口市で発生した火災（１１月時点）は、一昨年の同時期より１８件少ない５５件で、たき火（ごみ焼き）、放火（疑いを含む）、コンロ（天ぷら油）火災などが主な出火要因となっている。「出火のほとんどが人の不注意によるもの。特にこの時期は空気が乾燥して火事になりやすいので、火を使うときには細心の注意を払ってほしい」と市消防本部は話している。