サンデー山口

市民が自ら主体的に取り組む市政に

　(社)山口青年会議所（大枝博幸理事長、以下ＪＣ）は、１６日（水）に「山口市長ローカル・マニフェスト検証大会」を大手町の県教育会館で開催する。時間は午後６時半から９時までで、入場無料。当初は昨年１０月の予定だったのだが、急きょ渡辺純忠市長が入院したため、延期されていた。
　マニフェストとは、政策の具体的数値目標や期限を示した選挙公約のこと。渡辺市長は、０５年１１月の市長選で初当選したが、その告示直前、同ＪＣ有志でつくる「新しい山口市を考える会」とサンデー山口が、県内で初めてとなるローカルマニフェスト型公開討論会を開催した。今回の試みは、任期の折り返し点を迎え、市長選前に掲げられたローカルマニフェストの中間検証をしようというものだ。ただし前回と違い、山口ＪＣによる単独主催となる。当社は後援という立場。
　従来の「公約」と「ローカルマニフェスト」との決定的な違いは、「どんな政策目標を」「いつまでに」「どのような手法で」達成するのか、具体的に明示している点。その結果、公約が単なる「口約束」では終わらずに、当選後の事後検証も可能にさせたのだ。
　これまで、山口ＪＣメンバーがいくつかのグループに分かれ、マニフェストに盛り込まれた項目をチェック。市議会議員、市職員、市民へのアンケート等も実施し、事前評価も行った。
　当日はまず、山口市におけるローカルマニフェストの現状説明があり、続いて渡辺市長同席のもとで、マニフェストの検証・評価が行われる。２２項目のうち主要６項目について、ＪＣメンバーが事前評価の詳細を発表。コーディネーターは前回同様にローカル・マニフェスト推進ネットワーク九州の神吉信之代表が務め、市長本人に自己評価や感想も聞いていく。
　同ＪＣでは「市民の皆さんに、市政は自ら主体的に取り組むものと感じてもらい『自分たちのまちは自分たちでつくる』という機運を高めていきたい」と呼びかけている。
　問い合わせは同ＪＣ（TEL０８３－９２２－７６４６）へ。