2008年01月18日
きょうから 山口お宝展 “まちめぐり”で山口の魅力を再発見

きょう18日から2月17日(日)まで、山口商工会議所山口お宝展実行委員会(TEL083-925-2300)の主催で「山口お宝展」が開催。“まちめぐり”をテーマに、大内文化特定地域を中心とした市街地一帯の施設で、歴史ある貴重な秘蔵品が公開される。また、市中心商店街でも、お店の自慢の逸品などを展示する「山口商店街お宝展」が同時開催されるなど、協賛イベントも多数行われる。
山口の冬の観光を活性化させようと、山口商工会議所が06年に始めた「山口お宝展」は今年で3回目。昨年はのべ10万7千人が訪れた。
毎年、目玉として「五重塔内部」や「常栄寺の明治天皇宿泊の間」の特別公開が行われてきたが、これが逆に一極集中を招いてしまい、歴史と文化が色濃く残る街全体が見てもらえずにいた。そのため今年は“まちめぐり”を基本テーマに、24のお宝公開施設での貴重な秘蔵品などの展示がメーンとされ、目玉企画は行われない。
この中でも注目されているのが、今回がお宝展初参加となる陸上自衛隊山口駐屯地内の資料館「防長尚武館」。親子で元帥になった寺内正毅と寿一の元帥刀2本が、約20年ぶりに抜き身の状態で特別公開される。また、期間中の毎週土曜午後7時から9時半までは「冬のゆらめき回廊」が行われ、香山公園の瑠璃光寺五重塔周辺と常栄寺の山門から鐘楼へと続く参道に約千本のキャンドルが灯され、幻想的な雰囲気が堪能できる。
そのほか、あす19日午後5時半からは市菜香亭で日本三大狂言の一つ「鷺流狂言の世界」(要予約・入場無料)、山口サビエル記念聖堂では20日(日)午後3時から「パイプオルガンミニコンサート」が、2月11日(祝)午後2時半から「バレンタインコンサート」(どちらも予約不要・1人千円程度のカンパが必要)、2月9日(土)午後7時からは旧県会議事堂で「ゴスペル&ちひろコンサート」が開催される。16日(土)・17(日)・2月16日(土)・17日(日)の計4回にわたって「風水講演会&風水のまちめぐりツアー」も開かれ、南山大学の目崎茂和教授をガイド役に“風水が息づく山口のまち”について講演や史跡探訪が行われる(参加費は初回が食事代込みで2千円、その他は施設入場料のみ自己負担・要予約)。
また、昨年も好評だった瑠璃光寺五重塔・山口サビエル記念聖堂・旧県会議事堂・常栄寺の鐘楼門と雪舟庭の計5カ所の夜間ライトアップ(常栄寺の2カ所は金・土曜のみ)や、湯田温泉では各旅館所蔵の逸品の公開展示&宿泊客を対象にした「開運温泉湯呑み」のプレゼントや食のお宝「ふぐまつり」も実施されるなど、関連イベントも盛りだくさん。同実行委員会は「市外からの観光客だけでなく市内に住む人も、山口お宝展をきっかけに街をいろいろと歩き回って、山口のすばらしさを再発見してほしい」と話している。
山口商店街お宝展
山口お宝展協賛イベントとして、市中心商店街でも「山口商店街お宝展」が同時開催される。伝統と歴史をもつ商店など18店舗が参加。昭和初期のシンガーミシン(八井洋服店)や明治・大正・昭和初期のローレックスの懐中時計(キシダ時計店)、昭和40年代のバイク(ファンファン)、タイガー製の懐かしい計算機(モリイケ)など、市民に身近で慣れ親しんだ懐かしの品が協賛店に飾られている。
また、市歴史民俗資料館所蔵の、徳見七郎氏が昭和初期から描きためた昔の商店街の風景画約18点も商店街に特別に展示される。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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