サンデー山口

　湯田温泉の観光案内所前に１８日、同温泉街で初となる公共の「飲泉場」が完成。すぐ横にある足湯に入りながら、飲泉を楽しむ人の姿が見られるようになった。
　これは、湯田温泉配給協同組合が、まちづくり事業の一環として設備したもの。「風水のまちめぐり」をテーマに行われている「山口お宝展」（２月１７日まで）に合わせ、「風水の“気”が漂う湯田温泉を飲んで元気になってもらおう」と考案。源泉は足湯と同じで、湯の温度は約６０度。足湯に入りに来ていた市内在住の６０代の女性は「なめらかで飲みやすい」と話した。
　同組合では、底に「気」の文字を、横に湯田温泉の白狐の絵をあしらった飲泉用のぐいのみも３万個作製。観光案内所（TEL０８３－９０１－０１５０）で販売している（１個１００円）。
　利用できるのは、午前７時から午後１０時までで、フッ素が含まれるため１５歳以下は原則飲めない。同組合の荒瀬公明事務局長は「飲泉が、足湯とともに、市民や観光客にさらに親しまれるものになっていけば」と期待している。