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2008年02月16日

地域の心強い“工務店”山本さん

地域の心強い“工務店”山本さん

 「木工は生活の一部」と話すのは、地域の人たちから“山本工務店”と親しみを持って呼ばれている山本嘉男さん(70、秋穂西)。山本さんは、暇さえあれば約20年かけて少しずつ集めた製作用の機械が並ぶ“工房”で、木工品作りに励む“工務店歴50年のベテラン”。地元の人たちから寄せられるたくさんの依頼に応え、げた箱や掲示板などさまざまなものをボランティアで作っている。

 「作れるものは何でも自分で作る」-。山本さんに“ものづくりの精神”が芽生えた背景には、子どものころの貧しい生活がある。小学2年生の時に終戦を迎え、生活物資が不足している貧乏な時代を過ごしたことで、自然と身に着いていったという。
 大学では教育学部の技術科を専攻。卒業後、中学校教員として働き始めた山本さんは、子どもたちに技術を教える一方、学校からは窓や戸の修理を頼まれるように。子どものころに何でも見よう見まねで作っていた経験が役立ち、学校の部室や、自宅の応接間などの大掛かりな建設まで行った。
 教員を退職してからも、“山本工務店”としての活動は終わらない。教育委員会の教育長を務めながら、顔を出した幼稚園や小学校などの行く先々で修理を引き受け、さらに活躍の場を拡大。評判もどんどん広がり、秋穂コミュニティセンターや公民館といった地域のいろいろな施設から、げた箱や掲示板、本箱などの制作・修理依頼が次々に来るようになった。
 また、「電動や自動に慣れている今の子どもたちを見ていると、生きる力がなくなってきている気がする」という山本さんは、秋穂地域で年5回程度の木工教室も開催。子どもたちに小物入れやネームプレートなどの作り方を通して“ものづくり”の楽しさを教えている。
 山本さんは「こうやって自分が健康で動けることに日々感謝し、これからも木工を通して地域の人たちに貢献していきたい」と力強く語る。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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