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2008年03月07日

瑠璃光寺五重塔や錦帯橋など 地域の景色を「焼き絵」で表現

瑠璃光寺五重塔や錦帯橋など 地域の景色を「焼き絵」で表現

 秋穂東在住の冨永一久さん(78)は、ひょうたんやキリの板に電熱ペンで焦げ目をつけながら描く「焼き絵」と呼ばれる珍しい方法で絵を描いている。電熱ペン一本で色の濃淡や線の太さを調整し、瑠璃光寺五重塔や岩国市の錦帯橋など、どんな風景でも器用に表現する。4年前には初の個展も開催。作品は、秋穂商工会などに飾られている。

 「中途半端が嫌いで、いったん始めたら完ぺきを目指す」という冨永さんは、焼き絵に出合う前の34年間菊づくりに没頭。秋穂郵便局で当時の郵便局長が育てた菊の花に感激したのをきっかけに育て始め、あいお祭りの中で行われていた菊花展で何度も最優秀賞に輝くほどの“菊作り名人”となった。 
 そんな冨永さんが「焼き絵」に取り組み始めたのは約14年前。体力的な問題などから、菊作りに励んできた仲間が次第に減少。1人でやっていても仕方ないと思い、冨永さんも菊作りを断念した。大好きな趣味を無くした冨永さんは、次に打ち込めるものを探求。園芸の技術を生かして比較的育てやすいひょうたんを栽培し始めた。そして、育てていくうちに「ひょうたんを使って何かできないか」と考えるようになり、以前に園芸の本で読んだ「焼き絵」を思いだしてひょうたんに絵を描くようになっていった。
 今では、ひょうたんだけでなくキリの板にも挑戦。写真に撮った風景や掛け軸の絵を参考にしてこれまでに約80点の作品を制作している。題材は、瑠璃光寺五重塔や秋穂霊場八十八ヶ所巡り、周防大橋などさまざま。バーナーを使ってぼかしを入れたり、電熱ペンを動かす速さで濃淡を器用に表現する。中には3日間かけた大作もある。
 また4年前には、活動を知った商工会から秋穂歴史民俗資料館内の図書室ギャラリーでの展示を持ちかけられ、初の個展も実現させた。
 冨永さんは「現在は、もっと大きいひょうたんを作ろうと思案中。どんな作品になるのか今から楽しみ」と意気込んでいる。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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