2008年07月05日
よさこいで佐山を元気に 住民一丸 夏祭りに向け練習に熱
8月24日(日)午後6時から佐山小学校運動場で開かれる同地区の一大イベント「三世代ふれあい夏祭り」を盛り上げようと、今年も地区住民が“よさこい鳴子踊り”の練習を始めた。2年前、自治連合会副会長の瀧川進さんらが、少子高齢化が進むにつれ年々祭りがさみしくなってきたことから、住民参加型の新しい目玉として企画。するとこの2年間で祭りへの参加者は200人以上増え、住民たちの意識も徐々に変わってきたという。3年目となる今年、よさこい練習の初日には小学生から70歳代まで、過去最高の約50人が参加。瀧川さんは「若い人も積極的に来てくれるようになり、佐山が活気づいてきた」と喜んでいる。
佐山公民館と同自治連合会は12年前、昔から行っている盆踊り大会を、住民みんなが楽しめる催しにしようと“佐山地区三世代ふれあい夏祭り”と名称を改め、内容を充実。特に20~30歳代の人の参加を促すため、恒例の白河踊りに加え、カラオケ大会やゲームなどを取り入れてきた。
しかし、子どもやお年寄りは来ても、なかなか若者が集まらないことから、瀧川さんは若者たちにも人気のある「よさこい鳴子踊り」を取り入れることに。しかもただチームを呼ぶだけではなく、事前に住民に呼びかけて練習を行い、祭りで一緒に踊ろうと考えた。
2年前から市内のよさこいチーム・長州よさこい連崋劉眞の吉村柳太朗代表に事前指導を依頼。祭りの約2カ月前から、住民たちだけで当日1曲披露できるよう振り付けの指導が行われている。
今年1回目の練習には、当初の予想をはるかに上回る約50人が参加。3年連続で来ている人から、去年の祭りを見てやりたくなったという人など新しい顔ぶれも。1年目は「好奇心で参加した」という人も、昨年は「楽しかったからまたやってみよう」と意識が変わり、今年はとうとう「自分たちで祭りを盛り上げたい」と、チーム「佐山よさこいず」を結成。隊長や、マイクを持ってかけ声を出す「煽り」の役割なども決め、指導日以外の日も住民だけで積極的に自主練習を始めた。
2年前から参加している重村佳子隊長(36)は「今まで佐山では、みんなが一つになって何かをすることがあまりなかったので、今とても楽しい。これからは夏祭り以外でも練習をして、いつかチームとして他地域の祭りにも参加できるようになりたい」と意気込みを語る。また、崋劉眞の吉村代表は「祭りの大小にかかわらず、地元の人が裏方として運営するだけでなく、自分たちも主役になって楽しめるというのが一番」とうれしそうに話している。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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