2008年07月06日
附属山口中3年生156人が提言 市の観光業を活性化するには?

11月、3年間の研究成果を発表
総合的な学習の時間を利用し、3年計画で「山口市の観光業をさらに活性化するためには」というテーマに取り組んでいる附属山口中学校の3年生156人は先月末、修学旅行で日本を代表する観光立県「沖縄」を訪問。現地での研修を通して、それぞれが11月1日(土)にニューメディアプラザ山口で開催する3年間の集大成となるイベント「Dear 山口 愛にきてっちゃ! ええ町山口」に向け、大きなヒントを得たようだ。
「ふるさとを愛し、ふるさとに誇りを持ち、自分が貢献できることは何かを真剣に考える生徒、そして自分のふるさとの良さを人前で熱く語ることができる心豊かな人になってもらいたい」(網本徳文教諭)と、同校3年生は1年の時から総合的な学習の時間を利用して、“山口市の観光業活性化”という課題に真剣に取り組んでいる。
最初の年は、レポートの書き方やプレゼンテーションの仕方、統計資料の分析や活用方法など、提案を表現するための手段や手法を学習。そして昨年は、山口市だけでなく、他地域からも学ぼうと萩や岩国、周南市の観光課の職員を講師に招き、各地の観光業の現状についての知識を深めた。また、体験学習として、鹿野が主催する「冬の花火大会」に企画段階から参加するなど、祭りの運営にも携わった。
最終目標として、これまでの研究成果を形にして広く市民に発表しようと、08年11月1日に集大成となるイベントを企画。本番に向けて実行委員会を立ち上げ、広報関係や特産品開発など16のグループに分かれて準備を進めている。市の観光課をはじめ、JTB山口支店、近畿日本ツーリスト、いちやなぎ、グリンパークといった地元企業にも協力を依頼。当日は、午前10時から午後3時まで、各グループが研究の成果を発表する。
現在、試作を重ねている山口市の特産品を使ったオリジナル弁当やご当地ラーメン、お土産の販売をはじめ、中学生の目線で作ったガイドブックやポスター、CMも披露。また、47都道府県から自慢のポスターを送ってもらい、全国各地のポスター展も開催する。同班の班長・大野泰徳くん(14)は「この授業を通して、山口のことを今まで以上に知ることができた。残り4カ月あるので、山口の魅力を最大限にアピールできるポスターを作りたい」と張り切っている。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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