2008年07月12日
山口国際交流芸術祭 スペイン特集
コンサートや映画上映
7月から9月まで、市内で第6回「山口国際交流芸術祭~2008ヨーロッパ芸術祭『情熱と浪漫』」が開催される。県内のヨーロッパ関係の国際交流団体(山口EU・日英・日独・日本フィンランド・日仏協会、ナバラの会など)でつくる実行委員会の主催で、今回は「情熱と浪漫」をテーマにスペインを特集。あす13日午後4時からは、亀山町の山口サビエル記念聖堂で、イベント第1弾「スペイン音楽特集コンサート」が開かれる。
03年から年に1回、同実行委員会が「映画祭」として始めたイベントも今年で6年目。3年前から音楽やダンスも取り入れ「芸術祭」として内容の充実を図ってきた。今年は、7月から9月までの3カ月間、市民参加型のコンサートや映画上映を通して、人々が幸福になるメッセージを発信していこうと考えている。
13日午後4時からは、「西洋音楽発祥の地山口~スペイン音楽特集コンサート」。94年ルーマニア第4回ディヌ・ニクレスク国際指揮者コンクールで優勝経験を持つ清水宏之さん(指揮)、山口大学管弦楽団、市民有志で結成された同芸術祭合唱団らが出演。コーラスでのスペイン音楽メドレーやサビエル時代の曲のパイプオルガン演奏などが披露される。また、今年は日英・日仏の友好条約150年の記念の年ということもあり、イギリスやフランスの曲も演奏される。「スペインと山口の関係は、サビエルの大内氏訪問、キリスト教の布教活動から始まり、ミサが日本で初めて山口で行われた史実も残っている。記念聖堂でのコンサートは、サビエルに思いを馳せるのに最適な場所」と同実行委員会。料金は前売り一般1300円(大学生以下千円)、当日券は各200円増し。
また8月23日(土)午後8時から9時までは、滝町の旧県会議事堂で「サビエル時代からバロック時代にかけてのヨーロッパ古楽器コンサート」が開かれる。入場無料。9月は、19日と20日の2日間にわたり、大手町の県教育会館でスペイン映画の上映会(同芸術祭と西京シネクラブ9月特別例会の共同主催)。スペインの巨匠アルモドバル監督が新展開を確立した傑作「ライブ・フレッシュ」と、05年アカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞作品「海を飛ぶ夢」の2作品が上映される。1作品につき前売り一般1300円(大学生以下千円)、当日券は各200円増し。問い合わせは、同実行委員会(TEL083-902-7100)へ。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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