サンデー山口

　山口市のよさこいチーム・長州よさこい連　崋劉眞が３日、小倉城などで開かれた「第７回ＹＯＳＡＫＯＩ九州中国まつりin北九州」で、２年連続グランプリに輝いた。風林火山をテーマにした受賞曲「武叉」の振り付けから衣装デザインまですべて一人で行った代表の吉村柳太朗さん（34）は「こんな大きな大会で“山口”を多くの人にＰＲできたことがとてもうれしい」と喜びを語った。

　第21回「わっしょい百万夏祭り」の一環として行われた同大会には、中国、九州地方から１２２チーム（山口県から18チーム）約３千人の踊り子が参加。小倉駅や小倉城を会場に、４ブロックに分かれて躍動感あふれる踊りを披露した。
　崋劉眞のオリジナル曲「武叉」のコンセプトは、「一足軽が一武将の首をとる」というもの。白く斜めに切られた甲冑の面をかぶり、振りの中には、風のように素早い動きや山のように重い動きを盛り込んでいる。４分３０秒間、笑顔も見せず攻め続ける気迫の演舞で観客を沸かせ、Ｃブロックの大賞を受賞。審査員からは「迫力ある演技に圧倒された」と高い評価を得た。吉村代表は「素人の自分たちが一から作り上げたものが、このような形で認められ本当にうれしい」と笑顔で話す。
　なお、崋劉眞は１０日（日）に大内氷上の夏祭り、２４日（日）に佐山三世代ふれあい夏祭りに出場する。