サンデー山口

　中心となって進める人がいなくなり７年前に途絶えたままになっていた「阿知須夏まつり大会」が、阿知須自治会連合会ができて２年目になる今年復活。あす１６日午後６時から９時まで、阿知須総合支所前広場で行われる。


　これまで各地区の区長が直接行政との窓口になるという“区長制”を取っていた旧阿知須町。地域全体をまとめる組織がなかった同地域は、山口市との合併をきっかけに、より充実した自治会づくりを目指して昨年、自治会連合会を結成した。
　そして今年、「祭りを通して地域の人たち自身も本当に一つにまとまれるように」と、７年ぶりに阿知須全体で行う夏まつり大会を復活させることにした。
　準備には、同連合会を中心に地域の人たちが参加。１カ月前から話し合いを重ね、当時祭りに携わっていた人の話を聞きながら、本番に向けて取りくんできた。
　当日は、盆踊りのほか、周防千鳥太鼓保存会による太鼓の演奏や、焼きそば、カレーライス、ヨーヨーすくいなどの夜店もある。
　同連合会の上野豊明会長（７０）は「楽しみだけれども、連合会として初めての試みなのでうまくいくかという不安もある。でも、失敗があっても自治体として何かをすることは何らかのプラスになると思う」と話している。