サンデー山口

　９日から県立美術館で開かれている第６２回「山口県美術展覧会」に、すでに足を運ばれた人も多いだろう。実は今年、４７９点の応募作品の中から、サンデー山口制作局長・岡田隆志さん（４６）の作品「Ｐａｒｔ ｏｆ Ｍｉｎｅ」が優秀賞に輝いた。このほかに市内からは、岡本よしろうさん（３５）の「ビーム」、実川久美子さん（２７）の「ぺっこん　ぽっこん」も優秀賞を受賞。会期は２６日（日）まで。

　今年は、４７９点の応募があり、現在美術館では大賞１点、優秀賞５件（６点）、佳作２２点、入選１４７点の計１７６点が展示されている。
　岡田さんの受賞作は、自分自身の顔写真を忠実に立体化したペーパークラフト作品。これまで文化財をテーマにした同様の作品を手がけてきたが、「究極のオリジナルは何かと考えた末、自分自身がモデルになることを思いついた」と岡田さん。写真を立体的に表現するという発想などが高く評価され、優秀賞を受賞。岡田さんは「知らせを聞いた時は本当に驚いた。これからも人を引きつけ、感動させるという“最初の企画力”を仕事にも生かしていきたい」と喜びを語る。
　山口市から佳作・入選に選ばれたのは次の皆さん。【佳作】有福照美▽岡本よしろう▽竹内直子▽林康雄▽保手濱拓▽山根秀信【入選】有福照美▽井岡義朋▽稲子田光男▽今井祥博▽植山俊博▽江波静雄▽木原亜紀▽佐々木範子▽椙山円▽武林正治▽田邊由紀子▽田端涼▽千葉喜彦▽中野光次郎▽橋口仁▽馬場スミ子▽林康雄▽深田佳心▽藤井弘志▽藤重侑子▽保手濱拓▽山口県立山口高等学校▽山科君代▽渡邉英治▽綿谷優美子