2008年10月26日
11月1日~ 山口情報芸術センター開館5周年 記念シンポジウム&企画展 開催!

図書館・劇場・展示スペース・ミニシアターなどの複合文化施設として、コンピューターや映像を使った芸術“メディアアート”の企画展や市民参加型のワークショップなどを行ってきた「山口情報芸術センター」が、今年の11月で開館5周年を迎える。関連事業としていろいろなイベントが開催されるなか、11月1日(土)からは新たに「記念シンポジウム」と特別企画展「ミニマム インターフェース」が実施される。どちらも入場無料。
5周年を迎える山口情報芸術センター[YCAM]では、特別企画展「ミニマム インターフェース」が11月1日から09年2月8日(日)まで開催される。正午(土・日・祝日は午前10時)から午後7時まで。
インターフェースには“何かと何かをつなぐ”という意味が含まれる。「作品と人」「アーティストとオーディエンス」「客とYCAM」など、アート作品を通じていろいろなものをつないでいきたいとの思いが込められている。
企画展には国内外から8組のアーティストが参加。映像・写真・アニメーション・サウンド・建築オブジェなど、それぞれが独自の分野でアートと身体表現を融合させた作品を発表する。
中でも注目なのが「reac Table」。これは、光る円卓上で複数のオブジェを動かしたり回したりすることで音楽と映像を操作できる、まったく新しい電子楽器。世界に4台しかなく、日本初公開となる楽器に、ここでは実際に触れて、演奏することができる。
また、同館などに設置してある同展のフライヤー(チラシ)にも注目。場内にある専用の机に置くと作品に関する情報が読み取れたり、2枚のフライヤーを重ねることで文字が浮かび上がったりと、いろいろな仕掛けが施してある。
もう一つ、開館5周年記念シンポジウムは1日から3日(祝)までの3日間で、時間はいずれも午後2時から4時半まで。これまでYCAMで制作・展示してきた作品について、アーティスト、各分野の専門家、そして同館スタッフが、分かりやすくかみ砕いて、また時には専門的に紹介していく。内容は、1日=「YCAMコミッションワークの軌跡と展望~山口発、世界を巡るアート作品」、2日=「メディアアートとニュープロダクション~プロダクション・コミュニティの出現とその可能性」、3日「発想法を発見する~アートセンターから発信するもうひとつの教育」。
各催しの問い合わせは同館(TEL083-901-2222)へ。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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