サンデー山口

附属山口中３年生、ニューメディアプラザで発表

　総合的な学習時間を利用し、３年計画で「山口市の観光業をさらに活性化するためには」というテーマに取り組んできた附属山口中学校３年生１５６人の集大成となる発表会「Ｄｅａｒ山口　愛にきてっちゃ！　ええ町山口」が、あす１１月１日午前９時半から午後３時半まで、熊野町のニューメディアプラザ山口で開かれる。入場無料。

　　当日は、広報関係や特産品開発など１６グループがブースを構え、それぞれが３年間の集大成を発表（販売）する。“食”部門では、長州ファイブをもじって開発した「山口ラーメンチャーシュー５」や、竹炭を粉にしてまぶした真っ黒の「ＳＬまんじゅう」、市の特産品を使ったオリジナルの山口弁当「やまべん」、白狐タルトなど。また、業者と交渉しながら商品開発を進めたお土産は、「Ｄｅａｒ山口　愛にきてっちゃ！ ええ町山口」のＤをキツネに見立てたロゴ入りのハンドタオルやメモ帳だ。このほか、夜のサビエル記念聖堂と朝の瑠璃光寺五重塔を対比させた山口市のポスターや各都道府県から送ってもらった全国各地のポスターなども展示する。
　同時に各グループがステージでそれぞれの研究成果を発表。最後に、実行委員長の逸見友希さんらが、この研究を通して何が見えてきたのか山口市に五つの提言をする。
　糸長雅弘校長（５５）は「今回の取り組みは、総合的な学習の時間で目指していることが行われた一つの成功例。表現ありきではなく、子どもたちは“自分たちがやってみたい”という意欲を持って臨んでいた。大人になった時、それぞれの分野で山口を盛り上げていくリーダーへと成長してもらいたい」と期待を込めて話している。