2008年11月23日
グリームズガーデン・岡本康志さんに聞くバラの魅力

「育てるのが難しい」というイメージが強い花、バラ。だが、育て方の基本をマスターすれば少しの工夫で初心者でも立派な花を咲かせることができるという。バラ苗を植えるこの時期、200種類・900鉢以上の苗をそろえる大内御堀のグリームズガーデンオーナー・岡本康志さん(34)に、バラの魅力や育て方のコツなどを聞いた。
07年10月、癒やし系雑貨と野菜の花苗などを幅広く取りそろえる新しい形のガーデンショップ「グリームズガーデン」をオープンさせた岡本さん。8年前から本格的に作り始めた自宅のローズガーデンは、その華やかさと香り、そして美しいデザインに、通りがかりの人も思わず足を止めてしまうほどだという。
◇ ◇ ◇
―お店には、200種類以上の苗をそろえているそうですね。
岡本 バラは広い庭がなくても、花壇やベランダで栽培したり、アーチにはわせたり、配置や配色などの演出で十分楽しめます。目的や好みによって選ぶ品種が変わってくるので、幅の広さを持たせています。
―具体的にはどんな種類があるのですか?
岡本 特に香りを重視していて、オールドローズの花形を持つ四季咲き性のイングリッシュローズをはじめ、フランスのデルバール社、ギヨーローズ、また国内メーカーの京成バラ園、確実園、第一園芸のバラなどさまざまです。
―バラを育てるのは難しいというイメージがあるのですが。
岡本 何もしなければ病気や虫もつきますが、ほんの少し気を配れば初心者でも大丈夫。初めは性質が強いとか弱いというのを気にするより、自分の好きな花の形や香りから入るのがおすすめです。当店の鉢に植えているバラは、根の処理から株の剪定まで自らしたものなので、そのままの状態で5月にはしっかり花をつけます。
―今、植えるのがいいのですか。
岡本 1月いっぱいまでに植えるのがベストです。寒い時期の作業になりますが、春に咲き誇るのをイメージすれば苦ではないはず。テーブルの上に、自宅で咲いた花を飾ってみてください。その香りは香水やポプリとは違う本物の香り。咲いて切り花にして楽しんだり、プレゼントに自分が咲かせたバラを持っていくのもいいと思います。育て方の説明には自信があるので、ぜひお気軽に声をかけてください。
■問い合わせ先:グリームズガーデン(TEL083-902-7700)。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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