サンデー山口

　あす１１日午前１０時から正午まで、名田島の山口南総合センターで「山口市消防出初式」が開催される。
　式には、旧山口市、小郡、秋穂、阿知須、徳地など各方面で組織する市消防団員や婦人防火クラブメンバーなど総勢４８６人が参加。永年勤労者らや功績章受賞者の表彰も行われる。

　式典後には、同センター運動広場で屋外行事。最初の検閲・観閲行進では、市消防音楽隊を先頭に、各方面隊やまとい隊などの参加者が行進する。またその後には、はしご車の体験搭乗や消防車９台による一斉放水も実施。名田島婦人会による豚汁の無料提供もある。
　市消防本部によると、昨年の山口市で発生した火災（11月末時点）は、一昨年の同時期より19件少ない36件で、たき火（ごみ焼き）、放火（疑いを含む）、コンロ（天ぷら油）火災などが主な出火原因となっている。
　市消防本部は「これからの時期は風が強く乾燥しているため、火の取り扱いに十分注意してほしい。また、消防法の改正によりすべての住宅に住宅火災警報器の設置が義務づけられている。自分の身を守るためにもしっかり設置してもらいたい」と呼びかけている。