サンデー山口

　昨年１月、ブルーウェイの岡部泰民さん（６０）の発案でスタートした「美しいまち山口運動」。年齢・性別・組織を問わず、人の目を気にせずに、誰でも気がついた時に堂々とごみ拾いや草引きをしてもらおうという取り組みだ。サンデー山口では昨年１年間、岡部さんが手作りした「ボランティア活動中」と書かれたデニムのタスキを市民に無料で配布し、紙面でその活動を紹介してきた。タスキの輪は徐々に広がり、これまでに５６５本を配布。確実に“美しいまち”になりつつある山口市の様子を、１年間の活動を通して振り返ってみる。
２月
名田島西開作上・小郡山手下自治会にタスキを手わたした
陶クリーン作戦に71人が参加
集まったゴミの量は、軽トラック４台分、草木の量は２トントラック１５台分
３月
タスキを改良
利用者の声を反映し、体にフィットして作業しやすくした
仁保「空き缶ゼロの日運動」に１３０人軽トラック６台分の可燃・不燃ごみが回収された
４月
小郡下郷の大正通り小郡下郷の大正通り
ＮＰＯ法人福祉の店「アミーチ」がタバコの吸い殻や空き缶、ペットボトルなど６袋分のゴミを回収
５月
白石地区の地下道で毎月１回清掃と下校児童の見守りがスタート
白石地区老人クラブ連合会は「タスキがあれば堂々と活動できる」とコメント
湯田の前田川
「今後ポイ捨てはしないでほしい」と元町町内会と朝倉中央町内会
６月
陶で南若川堤防の草刈り
７月
運動サポーター集まりタスキ２００本製作
新しいタスキにはサポーター名をプリント
８月
宮野で歩道＆バス停清掃
宮野地区社会福祉協議会生活環境部会が運動の趣旨に賛同
大内氷上で竹林整備
氷上浪漫里山の会が山王社を含む氷上山で活動
宮野・清水寺
環境美化ボランティアが草刈りや公衆トイレの清掃など実施
９月
湯田の高田公園など
広島商銀山口支店と湯田温泉料飲社交組合の２団体が湯田温泉街を清掃
山口高校通り
白石地区老人クラブ連合会が「社会奉仕の日」に歩道の除草に汗を流した
１０月
吉敷・中尾老人クラブが運動に参加
中尾公民館から吉敷へ抜ける市道沿いを清掃
木戸山公園
九電工山口支社と協力会社社員が、今年からタスキをかけて清掃活動を
１２月
小郡の四十八瀬川
四十八瀬川をきれいにする会も、タスキを利用