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2009年02月27日

市若手職員による政策研究 「既存資源を活用した観光・農業の連携」

湯田温泉内での朝市開催を提案

 2月22日付本紙で紹介した、市の“意欲ある”若手職員で構成される「山口市の課題解決に果敢にチャレンジする政策研究グループ」。研究成果報告の第2回目は「異業種企業の連携による産業活性化について」中のサブテーマ「魅力ある既存資源を活用した観光・農業の連携について」。吉武紀幸さん(自治振興部政策管理室)と佐々木一志さん(総合政策部政策管理室)が取り組んだ。

 この研究テーマではまず、山口市における観光の現状を把握。市を訪れた観光客数は、05年=304万8千人、06年=326万5千人、07年=308万9千人と、おおむね横ばいで推移。一方、湯田温泉への宿泊客数は、05年=40万9千人、06年=40万4千人、07年=38万8千人と、3年間に2万1千人減少した。また、観光客が「期待していたのに期待はずれ」だったものに「名物料理」「温泉情緒」「特産品・お土産」「にぎやかな温泉街」「多彩な周辺活動メニュー」の五つがあると、山口大学によるアンケート調査結果から分析。そして、本市における観光の課題に「湯田温泉地区内での特産品販売・名物料理提供」と「湯田温泉内での『まちあるき』の提供」をあげた。
 続いて、本市における農業の現状が「農業人口の減少」「耕作放棄地の増加」「農業産出額の減少」等に見舞われていると指摘。市内農産物の出荷時期や主な農産加工品を把握し、市内30カ所で開催されている朝市へのヒアリングやアンケートを実施した。その構成員はほとんどが高齢者で「取扱商品は少量少品種で偏りがあり、値段設定は安く、地区外からの来客は少ない」との問題点が浮かび上がった。それらを受けて、本市農業の課題を「販売力・集客力強化=一定量多品種の農産物販売、朝市が連携した効率的な広報活動」「商品の付加価値化=対面販売を活用した安心安全な農産物提供、加工品販売による『おふくろの味』提供」だとした。
 その上で、観光と農業とが連携した取り組みとして「湯田温泉内での朝市開催」を提案。運営協議会を立ち上げ、“農業”サイドは、農家と観光客とが直接触れあえる体験型日曜朝市を開催し、安心安全な農産物や特産品を観光客に提供する。一方“観光”サイドは、所有バスの空き時間を利用した朝市関係者の送迎や彼らへの温泉招待、買い物客への入浴割引券配布等を実施。これらの取り組みが、観光客数および農業所得の向上、「やりがい」や「いきがい」の創出にも結びつくのだと、まとめた。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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