サンデー山口

　亀山町のサビエルカンパーナ（沖修二社長）が経営する、同店向かいの「昔なつかし味工房　オーガニック・デリカテッセン」（ＴＥＬ０８３－９３３－０３００）であす２日、プロの調理人が作る「お夕飯タイムサービス」の計り売りがスタート。先日「萩しーまーと」と提携し、和食料理長を加えた同店では「素材本来の味を生かした、魚中心の昔ながらの味をお届けしたい」と話している。

　「食の安心・安全」をテーマに掲げる同店は、仁保の秋川牧園と共同で０７年８月、オーガニック食品（有機農業で生産された野菜や食肉、それらを使用した加工食品）を専門的に扱う店舗としてオープン。有機野菜や牛乳、卵、鶏肉、豚肉、牛肉などのほか、それらを調理した総菜や弁当で人気を集めてきた。「足りないものは“海の味”だった」という沖社長は「萩しーまーと」と提携。これにより、萩から届く新鮮なアジやサバ、アマダイといった魚料理を充実させることに成功した。一角には「萩しーまーと」の売れ筋商品コーナーも新設されている。
　さらに、洋食の笹野正美料理長（40）に加え、このほど和食専門の山本友幸料理長（57）を採用。素材本来の味を生かした“プロの味”を気軽に食べてもらおうと、「お夕飯タイムサービス」（午後４時から７時まで）の計り売りを開始する。１００グラム１５７円で、魚料理から肉料理、総菜、デザートまで毎日約３０種類のバラエティー豊かなメニューがずらりと並ぶ。
　また、新メニューとして日替わり幕の内弁当（４８０円）、シーフード幕の内弁当（同）、秋吉台高原牛ハンバーグ弁当（５５０円）を追加。３千円からの慶弔膳の予約販売も開始した。沖社長は「地元の食材を使った料理や、昔の食べ物の味を大事にしていきたい」と話している。
　同店の営業時間は午前９時から午後７時まで。年中無休。