サンデー山口

「ものづくりで大切なことは、決して自己満足で終わらないこと。自分の作る商品がお客様の家に置かれる風景を想像しながら、一つひとつの品に満足度を高める付加価値をいくつも生み出していく。妥協しない、見えないところで手を抜かない結果は、何十年か後に『鳳山堂で買ってよかった』と言ってもらえる喜びになる」―。
　今年で創業38年目を迎えるこだわり無垢の家具工房・鳳山堂が展示場と工場を改築し、リニューアルオープン。一部吹き抜けの開放的な展示場の1階には銘木の一枚板のテーブルなどが、2階には自然木をいかした小物や若者向けのアイデア商品が並ぶ。「先代（濱田会長）が創りあげてきた鳳山堂をしっかりと継承しつつ、さらに若い職人たちのセンスを取り入れた新しい家具づくりに挑戦していきたい」と池田社長は語る。

1971年7月、静岡県磐田市出身。37歳。
25歳の時に鳳山堂に入社。05年4月、2代目社長に就任し、若手職人を引っ張る。
ドライブを趣味とする2児の父親。