2009年04月01日
きょう「株式会社エースカード」設立

便利なリボ払いも可能に
きょう1日、県内唯一の地元資本によるクレジットカード会社「協同組合エースカード」(取扱額約40億円)と、キャッシング業務の「株式会社ファイナンス山口」(貸出額約10億円)が統合し、新会社「株式会社エースカード」(取扱額約50億円)が誕生した。新社長には、ブティックタマヤグループ社長の下鐵太郎氏(63)が就任。新たにリボ払いが可能になるため「若い人にも山口の活性化のために、ぜひエースカードを使ってほしい」と呼びかけている。
エースカードは、1953年、山口市の経済会の主だった人たちが集まり「山口月賦販売株式会社」を設立したのが始まり。62年には赤クーポン・白クーポン株式会社となり、83年に日本専門店会連盟系の「協同組合山口専門店会」と日本商店会連盟系の「株式会社山口信販」の両者が出資して、「協同組合山口総合クレジット」を設立。その後、名称を「協同組合エースカード」と変更した。加盟店は山口と防府、宇部市を中心に、県内全域に約2千店あり、会員数は約2万人。道場門前に事務所を構え、山口で最も信頼性の高いカードとなった。
しかし近年、貸金業やクレジット販売に対する法律改正が進む中で、「協同組合」では一部対応しきれない面が生じてきたことから、このたび「株式会社組織」として生まれ変わることに。新会社となって大きく変わるのは、利用金額にかかわらず、毎月の返済金額を一定の額に設定して支払う「リボ払い」が可能になることだ。支払い方法は、1~36回払いとボーナス一括が選べる「従来型」に加え、新たに2回までの分割とボーナス一括、さらにリボ払いができる「一般SPリボ払い型」と、リボ払いのみの「SP全リボ払い型」の3種類になる。なお、リボ払いへの切り替えは、同社(TEL083-922-2125)で受け付けている。このほか、これまで1~4回まで手数料無料だったが、法律の改正に伴い2回までに変更となる。ボーナス一括払いは、これまで同様手数料は無料だ。
山口市内では、各種物販店はもちろん、飲食店や美容室など、そのほとんどでカード払いができる。これまで同様に買い上げ金額千円ごとに1ポイントがつき、100ポイントたまると千円のギフトカードももらえる。また、ETC対応のエースETCカードも年会費無料で発行。毎月の電気やガス、水道など公共料金の支払いもカードを使えばポイントがたまる。さらに、JCB、DC・VISAと提携しているため、海外でも利用できるといった魅力がある。
下社長は「ポイントをためて商品券と交換し、またそれを使って地元で買い物をしてもらうといった地域活性化のサイクルを作っていきたい」と話している。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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