サンデー山口

今年はスズメバチの“当たり年”で、通学途中の学生が集団で刺されるなど全国的に被害が目立っている。毎年約30人の死者が出ており、特に10月は巣の大きさも数も最大に。「この時期のハチは、女王バチを守る働きに変わるため、最も攻撃的になり危険」と注意を呼びかける。
　毒性が強く、攻撃してくる時は一匹でなく数十匹の集団で襲ってくる。地域にもよるが、昨年は垣根や軒下に巣を作るコガタスズメバチが多かったが、今年は天井裏などに巣を作るどう猛なキイロスズメバチが多い。大きいもので巣は直径80センチ以上、数も千匹近くになるという。
　また、土の中に巣を作る体長約8センチのオオスズメバチも危険。「山や河原の土手などに行く時は、長袖を着て帽子をかぶることをおすすめします。巣を見つけたらプロにご相談ください」

1974年山口市生まれ。97年、東化研?に入社。翌年、しろあり防除施工士の資格を取得し、シロアリをはじめ、スズメバチや害虫駆除の施工を担当。今まで駆除したスズメバチの巣は500を超える。
趣味はよさこいと飲み会。35歳。