サンデー山口

人や車の流れが激しくなる年末年始に合わせて交通安全県民運動を実施中。飲酒運転の根絶、高齢者の交通事故防止、全座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底、自転車の安全利用の推進を重点目標に、10年1月3日まで展開している。
　11月末時点で県内の交通事故死亡者数は95人。これを10万人あたりに換算すると全国でワースト1位となり、死者の半数は高齢者が占める。また飲酒運転では、検挙件数や事故件数は昨年より減っているものの、4日の全国一斉取り締まりの日には14人、11日には7人が検挙され、まだまだ意識の甘さが目立つ。
　「事故を起こした後では手遅れ。本人だけでなく家族や飲んだお店にも大きなリスクがある。お酒を飲む機会が増える時期だが『飲んだら乗らない、乗らせない』の徹底を」と呼びかけている。

1951年6月生まれ、58歳
高校卒業後、1970年に山口県警察に入る。交通指導課など交通関係を中心に勤務し、萩警察署長を2年間務めた後、09年3
月から交通企画課長に就任。
趣味は読書。