サンデー山口

「時刻表の広告収入や協賛金だけでは尻すぼみ。収支率を上げるため、新たな試みが必要だ」と、コミュニティタクシー（コミタク）への理解と協力を促すため、湯田温泉のサンフレッシュ山口で2月14日までの各日程で、3回にわたり小鯖を題材にした絵画と写真展を開催している。
　コミタクの運行経費は、7割は市の補助金だが、3割は地元負担が必要。現在、運賃収入は1割にも満たず、採算面の課題に直面。これまでにも、今回開催中の展示作品を原画にしたポストカードと卓上カレンダーの販売、山口県ゆかりの歌手によるライブなど、収益を運行経費に充てるユニークな取り組みを実施している。「実際、厳しいのが現状だが、さまざまな取り組みをすることは、地域づくりにもつながっているはず。コミタク存続のため、みなさんの理解と協力を得たい」

1936年小鯖生まれ、74歳。
32年間、刑務官として勤務した後、05年に小鯖自治会長に就任。08年から小鯖コミュニティタクシー推進協議会長を兼任する。
趣味は読書と旅行。