サンデー山口

1月16日の阿東町と山口市との合併で、それぞれの観光資源を生かした魅力あるルート開発が注目される中、「旅館がない阿東町では日帰りの旅が主だったが、湯田温泉を利用した宿泊型の旅も提供できる。また、静御前の墓所もあり、双方の歴史を生かしたさまざまな企画が考えられる」と意欲を燃やしている。
　「阿東町の観光資源は自然。四季折々の植物や風景を無料で楽しめる“0円リゾート”」と語る落合さん。地域の人たちによる新しい旅スタイル「地旅」を07年から展開、昨年12月には、法人として全国に先駆けて市民農園を作り、農作物を使った特産品開発に取り組むなど、積極的に活動している。
　「観光という固定観念にとらわれず、観光を通して、まちづくり、人づくりに取り組んでいきたい」と意気込む。

1954年4月、旧阿東町生まれ。55歳。
土木建設業などを経て、1988年に落合技術サービス代表取締役社長に就任。2007年4月にＮＰＯ法人あとう観光協会を設立し、現在に至る。
趣味は油絵、ギターほかいろいろ。