サンデー山口

　山口市三大祭りの一つ「湯田温泉白狐まつり」があす３日と４日（日）、湯田温泉街で開催される。今回は湯田温泉復活３００年記念祭とあって、盛大なオープニングセレモニー（３日午前１０時半～高田公園）で幕開け。西日本初の試み、巨大風船を割ると中から３００個の風船が飛び出す様は必見だ。
　今年初の催しとなるのが、３日午後７時５０分ごろからの「白狐の嫁入り行列」。市内の新婚・佐久さん夫婦が人力車に揺られながら行列をなして湯の町街道（県道２０４号線）を移動し、終着の高田公園で結婚式を挙げる。行列に続く形で、３００人を超える子どもたちが白装束に身を包み、たいまつを手に練り歩く様は壮厳でもある。
　一方、４日は午後１時半から「白狐パレード」がスタート。観光キャラバン・湯けむり白狐隊をはじめ、子どもみこしや音楽隊、旅館の女将らが湯の町街道を行進する。
　また、高田公園内のメーンステージでは、２日間で延べ１２００人が出場してフォークソング、アカペラ、演歌、ヒップホップダンス、よさこいといった多彩なジャンルの歌や踊りを披露。さらに、３日午後４時半からは、湯田温泉料飲社交組合による「歌のフェスティバル」が開かれる。
　この２日間は、指定旅館の特別料金での内湯入浴（午前１１時～午後２時半）もでき、入浴券（小学生以上１００円）は同公園本部テントで販売される（午前１０時半、午後１時の１日２回）。
　そのほか、白狐福引き、もちまき（各日正午～と３日午後４時～）、地元作家によるものづくりワークショップ、中原中也記念館近くの商店街駐車場での「白狐なりきり無料フェースペインティング」と白狐豆腐の無料試食（４日午前11時～先着６００食限定）など、大人も子どもも一日楽しめるイベントが盛りだくさん。