サンデー山口

秋川牧園は、牛乳戸別宅配の仕組みを生かして、3月より新たに職域販売をスタート。現在は2事業所に自社乳製品などを届けており、今後、利用者拡大に乗り出す。
　同社は、72年に養鶏場として現在地に創業。「健康で安全な卵を作ろう」との思いで、大量生産中心の当時からすでに無農薬栽培や無投薬エサの研究・確立に努めてきた。現在は主に市内での宅配サービスと、鶏肉、卵、牛乳を中心とした事業を全国に展開。秋川社長は「“安心・安全な食”のため、これからも『価値創造』を理念に新しいチャレンジを続け、誰からも信頼されるブランド化を目指す」と話す。
　「食の自給・エネルギー循環・元気ある農業といった『地域循環型・農ある豊かな暮らしづくり』のモデルを地元山口から発信していきたい」

1966年5月、山口市生まれ。
大学卒業後、89年4月同社に入社。05年6月に社長就任。07年には農業の会社として初めて株式上場した。
仁保の本社横にある直売店（10時～18時、日曜休）には規格外品が安価で並ぶ。