サンデー山口

　米国カリフォルニア州サンノゼで４日から１３日まで開催された「第11回インターナショナル・ロシアン・ピアノ・コンクール」に附属山口中１年の石田成香さん（１３）が出場。見事最優秀賞に輝いた。
　世界12カ国が参加したピアノコンクールで、石田さんは１０歳～１４歳の２３人が参加したジュニアカテゴリに、日本からただ１人出場。ソナタ、エチュード、ロシアの３ジャンルが課題で、その中でも“ロシア曲”は、作曲された当時の時代背景や文化が複雑に反映されており、また独特のハーモニーを有するために弾くのが非常に難しいこともあり、課題に出されるのは珍しい。そんな中、初出場で最優秀賞という快挙に「最初は未知のジャンルだったけど、とにかく練習した。本番は緊張というより、初めての米国でのコンクールをとにかく楽しもうと思った。全力を出し切って、１位に選ばれたときは本当にビックリ。周りにいた人たちから『コングラッチュレーション（おめでとう）』と声をかけられてうれしかった」と話す石田さん。「今回、他の人のロシア曲の演奏を聴いてすごく刺激を受けた。もっと練習していろんな曲にチャレンジしたい。夢はやっぱりピアニスト」と意欲をみせる。