サンデー山口

　週刊ポストで連載８００回を突破した「逆説の日本史」の著者・井沢元彦氏が山口で大内氏を語る―。史料には記されなかった時代の背景を深く推理した独特の歴史観で多くのファンを持つ井沢氏による記念講演「逆説の日本史にみる大内氏と室町時代」が、山口開府６５０年記念事業として、２９日（日）午後１時３０分から市民会館大ホールで開催される。入場無料。
　井沢氏は、ＴＢＳ入社後、報道局放送記者時代に「猿丸幻視行」で第２６回江戸川乱歩賞を受賞。３１歳で退社して執筆活動に専念。歴史推理、ノンフィクションのジャンルで独自の世界観を開拓する。近著に「言霊（ことだま）」「恨（ハン）の法廷」「中国　地球人類の難題」などがある。
　また、龍福寺本堂の修復工事に携わる文化財建造物保存技術の専門家・高橋好夫さんによる、瑠璃光寺五重塔の構造秘話について映像を交えた講話もある。
　なお、講演終了後、井沢氏のサイン会が予定されている。
　問い合わせは市文化政策課（ＴＥＬ０８３－９３４－２７１７）へ。