サンデー山口

「ファーストバースデー・キャラケーキ」全国から注文が殺到

　満１歳の誕生日を祝う「一升餅」ならぬ黄金町の洋菓子工房リュ・レニオの「ファーストバースデー・キャラケーキ」が、クチコミやインターネットで全国的な人気を集めている。
　通常のケーキに使われる生クリームは、乳脂肪分が多いため消化しにくく、消化器官の未熟な赤ちゃんが食べると胃に大きな負担をかけてしまう。それを防ぐため同店は、乳成分がまったく含まれない豆乳クリームを使ってケーキを製造。ほのかな風味はするが、味は変わらないという。ただし、卵や小麦粉などのアレルギーには対応していない。
　子どものころから絵を描くことが好きだった廣瀬誠司店長は、アニメなどのキャラクターや似顔絵をケーキにそっくり描く“キャラケーキの鉄人”。日本テレビ系「おもいっきりテレビ」やテレビ新広島「人気もん！」などのテレビ番組をはじめ、新聞、雑誌でもたびたび取り上げられており、誕生日や結婚の贈り物として全国から注文が舞い込む。着色料には頼らず、赤色にはラズベリー、青や紫色にはブルーベリーのジャムなどを使い、多い時で月間３００個ものケーキにクリームの筆を走らせるという。
　廣瀬店長は「形式的なお祝いより赤ちゃん自身が喜ぶ行事として、多くの人にこのファーストバースデーケーキを知ってもらいたい」と話す。問い合わせは同店（TEL０８３－９３２－２７２２）へ。ウェブサイト名は「キャラケーキ.com」。