サンデー山口

　日本ゴスペル界の第一人者で、久保田利伸、倖田來未、和田アキ子、ＭＩＳＩＡなど数多くのミュージシャンをボイストレーナーとして指導してきた亀渕友香と、彼女の結成したコーラスグループ「ＶＯＪＡ」が出演する「山口ゴスペル音楽祭２０１０が、１２月１７日（金）午後７時から山口市民会館で開かれる。日本のクリスマスは山口から実行委員会（石丸篤志委員長）の主催。
　およそ４６０年前の「大内のお殿様」大内義隆とサビエルとの出会い（きずな）が、日本初の山口でのクリスマスミサにつながっていった。その史実をまちづくりに生かそうと、同実行委員会は「１２月、山口市はクリスマス市になる。」を統一テーマに、数々の催しを実施。その中でも昨年に続いて２回目となるこのゴスペル音楽祭については「山口の歴史観と亀渕友香＆ＶＯＪＡの音楽観が融合した音楽祭です。サビエル来日によってもたらされた数多くの『きずな』を思い、故郷・パンプローナ市の映像とともに、圧倒的な歌声によるクリスマスソングなどを楽しみましょう。日本のクリスマス発祥の地で、大切な家族や仲間と一緒に、生きる喜びを賛美する時間を過ごしませんか？」と来場を呼びかけている。
　当日のステージには、１０月から１２月にかけて特別レッスンを積んだ地元の小中学生９５人も登壇。そして音楽祭のクライマックスでは、１０月のワークショップで直接亀渕友香からの指導を受けた２００人も客席から参加し、イベントコンセプトでもある「きずな」（作詞：湯川れい子、作曲：宮川彬良）という曲が大合唱される。
　全席自由の前売りチケットは、高校生以上３５００円、中学生以下２５００円（当日はそれぞれ５００円高）で、山口井筒屋プレイガイド、市民会館、ＹＣＡＭ、山口商工会議所、ローソンチケットなどで販売中。４歳児未満の入場はできないが、託児サービス（１人につき５００円、１２月１０日までに要申し込み）は受けられる。申し込みおよび各種問い合わせは、同実行委員会事務局（山口商工会議所内、TEL０８３－９２５－２３００）へ。ウェブサイトは、http://www.kizunaxkizuna.com/。