サンデー山口

成年男子 バスケットボール 山口県選抜チーム



　2011（平成23）年開催の山口国体に向けてできた、山口県内トップクラスの選手が所属する「ツースリー」を母体としたチーム。開催年の23にかけた名前で、20代から30代の教員や会社員で構成され、山口県立防府高校で週3日、練習に汗を流している。全国のチーム平均身長は185センチだが、山口県選抜チームは180センチ。決して恵まれた体格ではないが、それを補う運動量とディフェンスの強さ、粘りが持ち味だ。
　5年前の岡山国体での準優勝、翌年の兵庫国体での5位入賞以降、目立った成績は収められずにいたが、今年の千葉国体では5位入賞を飾った。「山口国体はこれまでの集大成。勝ち抜いていくためには守りだけでなく得点につながるスリーポイントシュートの決定力を高め、日本一を目指す」と山根浩一監督（48、山口県立防府高校）。

成年女子 ソフトボール 山口ＡＣドリームズ



09年4月に創設されたばかりの、比較的新しいチーム。所属する14人のうち8人は、日本のトップレベルの選手が集まる1部・2部リーグでプレーした経験を持ち、少人数ながらも選手一人ひとりの能力は高い。現在は週4日、やまぐちリフレッシュパークなど山口市内で練習している。
　昨年9月には、チーム日本一を決める全日本総合女子ソフトボール選手権大会に初出場。日本リーグ1部・2部などのそうそうたるチームが顔をそろえる中、ベスト16入りを果たした。
　チームを率いる緒方千智キャプテンは「山口国体では、山口県の代表として恥ずかしくないプレーをし、1人でも多くの人に感動を与えられれば」と意欲を見せる。平中政明監督は「応援してくれる人たちの期待を裏切らないような試合をし、着実に勝利を積み重ねたい」と話している。

成年女子 ライフル射撃 堀綾花さん（18）


【プロフィル】大内御堀在住。趣味はお菓子づくり。将来の夢は「日本代表として世界大会に出ること」。

　中学3年でライフル射撃を始めてから、わずか3年で全国トップレベルにまで成長した。勢登俊明監督は「高い集中力が要求されるこの競技において、ほかの選手と比べても精神力の強さと安定感が際だっている」と評する。　
　昨年6月に開かれた西日本ライフル射撃競技選手権大会では、自己ベストを更新する391点をたたき出し、自身初となる県外での優勝を達成。国体にも08年から3年連続で出場しており、昨年の千葉国体では3位に入賞した。
　今春、明治大学に進学。「全国でも5本の指に入る強さ」といわれている射撃部に入部する。「高い実力を持った部員と互いに鍛え合いながら、山口国体に向けて練習に励みたい。狙うのはもちろん優勝です！」