アクセスカウンタ
QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 89人

店長情報 トップページ
店長情報

2011年03月05日

公設市場・川端市場 “庶民の台所”が歴史に幕

公設市場・川端市場 “庶民の台所”が歴史に幕

 人情味あふれる“庶民の台所”が、その長い歴史に幕をおろす―。戦後の物資が乏しい時代から多くの市民の食卓と暮らしを支えてきた中河原の山口公設市場(小倉唯巧代表理事)と山口川端市場(松西恭英代表理事)が、来月をもって閉店する。
 現在、八百屋や生花店などの専門店8店舗が並ぶ公設市場は、62(昭37)年に今の川端市場の場所から移転。一方の川端市場は、一の坂川の御局橋から御茶屋橋までの川筋に軒を連ねていた店がまとまって、翌年に入店した。現在は、鮮魚店を中心に14店舗が入っている。
 道を挟んで向かい合う建物は、1階が集合市場で上部は市営アパートという形状が当時画期的で、話題を集めた。移転当初は、公設市場に約45店、川端市場に60~70店が軒を連ね、秋穂、宇部、防府からも汽車に乗って鮮魚を売りに来るなど、活気とにぎわいにあふれていた。
 しかし近年のスーパーや郊外店の進出、加えて手狭な駐車場問題などさまざまな要因が影響して、次第に客足は減少。撤退店舗も出るなど、かげりが見え始めた。さらに建物も築49年以上と老朽化が著しく進んでおり、建て替えは必須だった。
 こうした状況下、「市中心市街地活性化基本計画」の中で、旧山銀山口支店跡地(現中市第2駐車場)への移転・再建が一時計画されていたが、最終的に市場移転再生事業はアルビ跡地事業と並行する形で進められ、両市場の22店舗のうち11店舗が、4月中旬にオープン予定の複合商業施設「マルシェ中市」へ移転することで落ち着いた。「鮮度を自分の目で見て確かめられる市場の良さを生かしながら、スーパーなどとの差別化を図り、お客様のニーズに細かく対応していきたい」と川端市場・松西代表。公設市場・小倉代表は「みんなの思いとしてはここで営業を継続したかったが残念」と話している。
 老朽化した建物は今年度中に解体される予定。跡地には、街の新たなシンボルとなる公共空間としての利用が検討されている。


同じカテゴリー(ニュース)の記事画像
7月28日・8月 懐かしい顔ぶれとの再会を 市内各高校 同窓会案内
7月27日 山口祇園祭「御還幸」 女神輿も登場
7月27日、28日 子ども向け科学教室も 太陽光発電と蓄電池のイベント開催
明治維新鴻業の発祥地、山口 今年は大村益次郎遭難から150年(185)大村益次郎
山口メセナ倶楽部 メセナ大賞は山口萩焼作家協会に
7月13日 「山頭火」を堪能しながら夕涼み 金光酒造で「ヒヤガーデン」
同じカテゴリー(ニュース)の記事
 7月28日・8月 懐かしい顔ぶれとの再会を 市内各高校 同窓会案内 (2019-07-27 00:00)
 7月27日 山口祇園祭「御還幸」 女神輿も登場 (2019-07-27 00:00)
 8月18日まで 「香月泰男のシベリア・シリーズ」展 山口県立美術館で (2019-07-27 00:00)
 7月27日、28日 子ども向け科学教室も 太陽光発電と蓄電池のイベント開催 (2019-07-27 00:00)
 8月31日まで あなたもオリンピックに参加できる! 山口県聖火ランナー募集中 (2019-07-27 00:00)
 【1行記事】 (2019-07-27 00:00)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。