サンデー山口

1日、県弁護士会（135人）の11（平23）年度会長に就任した。
　本年度の大きな取り組みとして、前年度中に会規等の制度を固めた「山口県弁護士仲裁センターおよび行政仲裁センター（ＡＤＲ）」の具体化がある。紛争の一方当事者側に立って解決に向かっていたこれまでの弁護士活動とは異なり、中立の立場で仲裁することによって、より簡便に紛争解決を図っていく新たな試みだ。そしてもう一つは、生活困窮者を対象とした「生活・年金と労働に関する総合窓口『ヘルプ』」の始動。生活保護受給申請など行政手続きのサポートをし、これまでの司法手続き中心の活動から業務対象を広げていく。
　「前年度の意欲的な活動のコンティニュー（継続）が一つの指針。社会の多様な期待に応えていき、もっと“身近な弁護士”を目指す」

44（昭19）年4月生まれ。小澤法律会計事務所所長。山口高校出身、慶應義塾大学法学部卒業。76（昭51）年に弁護士となり、83年から93年まで衆議院議員を3期務めた。