サンデー山口

「バランス弁当コンテスト」で１７１７作品から入選

　「　昨年９月から今年１月にかけて開催された「バランス弁当コンテスト」（ブランド総合研究所主催、農林水産省補助事業）で、県立大の料理サークル「ヤムヤム」が、一般部門・おとなの部で見事入選を果たした。
　服部幸應さんや「弁当の日」提唱者である竹下和男さんらによる審査および一般投票で、栄養バランス、作品に込める思い、盛り付けの工夫などの基準で選考された。応募総数１７１７作品のうち、同サークルを含む最終選考に残った２８作品は、４月２０日に発刊された「バランス弁当をつくろう」（光文社出版、Ａ５判、１０１ページ、１２００円）にも掲載されている。
　ヤムヤムの作品「みんなのよくばり弁当」は“友人に作ってあげるお弁当”がコンセプト。和風の煮物、洋風のグラタン、中華風のれんこんの肉挟みと、和洋中さまざまな味が一度に楽しめる点と、山口県産のはなっこりーやサツマイモ、お米などを使い、地産地消に取り組んだ点が評価された。
　同サークルの顧問であり、看護栄養学部の講師でもある園田純子さんは「日ごろから楽しんで料理していることが受賞につながった。“誰かのために”という思いがあると彩りもよくなるし、自然とおいしくもなる」と話す。また、西村弥恵部長は「最初は信じられなかったけど、だんだん嬉しさがこみ上げてきた。サークルとしての応募は初めてだったが、これを機に新たなことにもチャレンジしていきたい」と、受賞の喜びを語った。