2011年06月08日
震災の影響で更なる「悪化」か? 県内小企業の景況
日本政策金融公庫が調査
県内小企業の景況は、昨年1~3月期以降、徐々に回復してきたが、今後の「見通し」は一転ダウン。調査した日本政策金融公庫山口支店は「持ち直しの動きにかげりが見られる」と評価しているが、東日本大震災の影響で更なる「悪化」も懸念される。今回の調査には、県内104の小企業が回答を寄せた。
昨年1~3月以降の四半期ごとの「業況判断」DI値(「良い」と答えた企業割合から「悪い」と答えた企業割合を引いた数値)を見ていくと、マイナス58・0、マイナス44・7(10年4~6月)、マイナス43・5(同7~9月)、マイナス38・9(同10~12月)、マイナス36・0(11年1~3月)と、マイナス続きながら改善を示してきた。しかしながら4~6月の「見通し」はマイナス50・5ポイントで、6期ぶりに低下。調査時点は今年3月上・中旬だったため、震災による影響はまだ実感できないタイミング。実際には更なる景況感「悪化」も懸念される。業種別に「見通し」を見ても、サービス業(横ばい)以外、どの業種でも低下。特に「卸売業」はマイナス83・3と、50・0ポイントもダウンした。
また、「売上」の「見通し」は、マイナス63・6ポイントで、全国(マイナス36・4)や中国地方(マイナス42・3)に比べて大きな開きがあり、業種別では「飲食店」(マイナス70・0)のマイナス幅が際だっている。「採算」「資金繰り」とも「見通し」は低下。そして、「経営上の問題点」には「売上不振」をあげる声が圧倒的(63・1%)で、「利益の減少」(23・3%)がそれに続いている。
県内小企業の景況は、昨年1~3月期以降、徐々に回復してきたが、今後の「見通し」は一転ダウン。調査した日本政策金融公庫山口支店は「持ち直しの動きにかげりが見られる」と評価しているが、東日本大震災の影響で更なる「悪化」も懸念される。今回の調査には、県内104の小企業が回答を寄せた。
昨年1~3月以降の四半期ごとの「業況判断」DI値(「良い」と答えた企業割合から「悪い」と答えた企業割合を引いた数値)を見ていくと、マイナス58・0、マイナス44・7(10年4~6月)、マイナス43・5(同7~9月)、マイナス38・9(同10~12月)、マイナス36・0(11年1~3月)と、マイナス続きながら改善を示してきた。しかしながら4~6月の「見通し」はマイナス50・5ポイントで、6期ぶりに低下。調査時点は今年3月上・中旬だったため、震災による影響はまだ実感できないタイミング。実際には更なる景況感「悪化」も懸念される。業種別に「見通し」を見ても、サービス業(横ばい)以外、どの業種でも低下。特に「卸売業」はマイナス83・3と、50・0ポイントもダウンした。
また、「売上」の「見通し」は、マイナス63・6ポイントで、全国(マイナス36・4)や中国地方(マイナス42・3)に比べて大きな開きがあり、業種別では「飲食店」(マイナス70・0)のマイナス幅が際だっている。「採算」「資金繰り」とも「見通し」は低下。そして、「経営上の問題点」には「売上不振」をあげる声が圧倒的(63・1%)で、「利益の減少」(23・3%)がそれに続いている。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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