サンデー山口

　国道９号糸米交差点北側、「中華そば吟」から少し小郡方面へ下った位置と、白石交差点から県道２１号に通じるカーブ状の道路に沿った花壇で、藤永寿敏さん（８６）を中心とした「新西京美化グループ」８人が花の世話や除草などの作業を続けている。「山口国体に向けて、自分たちにできるおもてなしがしたい」と８年前から活動。マリーゴールドやカンナ、梅など色とりどりの花や樹木を植栽している。８月上旬まで白石交差点付近を彩っていた２メートル以上の背丈の高いヒマワリも、同グループが咲かせたものだ。
　０３（平１５）年、藤永さんらは、当時は竹やぶだった、シューズ愛ランド裏の県道２１号沿いを整備したいと県に申し出た。国道９号沿いの花壇も同様に国に要請し、了承をもらう。半年かけて竹やぶを伐採し、竹は支柱や花壇の柵に再利用した。以来ほぼ毎日、手押し車にスコップ、草刈りがま、肥料、自宅の水を入れたバケツなどを積み、朝、昼、夕方の一日３回、水やりや草取りなどの世話を続けている。
　藤永さんは「国体のころには、カンナがきれいに咲き並ぶと思う。微力ながら、来県者にきれいな山口を見てもらえるよう活動していきたい」と笑顔で話している。