サンデー山口

　あす１２月１日、渡辺純忠市長が「１２月、山口市はクリスマス市になる。」と宣言。１カ月間、われわれ山口市民は“クリスマス市民”となる―。
　およそ４６０年前の「大内のお殿様」大内義隆とサビエルとの出会いが、ルイス・フロイス著「日本史」や「イエズス会士　日本通信」に登場する、ここ山口での日本初のクリスマスミサ（１５５２＝天文２１年）につながっていった。その史実をまちづくりに生かそうと、日本のクリスマスは山口から実行委員会（多々良健司委員長）は、１カ月間にわたって多彩な催しを展開する。
　初日となるあす午後６時からは、新亀山公園ふれあい広場において、イルミネーション点灯式が開催される。同所には、“クリスマス市”のシンボルとなる、旧サビエル記念聖堂を模したイルミネーション（テーマ：光の聖堂～灯りが包む　つながる思い）が設置。式では、クリスマス市長あいさつのほか、約５０人の子どもたちによるテーマソング「きずな」の合唱や、映画「こまねこのクリスマス－迷子になったプレゼント」の上映が催される。会場には「きずなバー」も登場（５時～７時）し、ホットワイン、ホットココア、ピンチョスなどの飲み物・食べ物が購入できる。さらに、震災被災地への支援にもなる「きずなオリジナル萩焼カップ」（限定１００個）や「山口の灯り“絆”ランタンキット」（限定３００個）も販売される。
　催しの詳細は、各所で配布中のパンフレットやウェブサイト（http://www.xmas-city.jp/）に詳しい。問い合わせは同実行委員会（山口商工会議所内、TEL０８３－９２５－２３００）へ。