サンデー山口

　秋穂地域で毎月全世帯に配布されている「みんなの地域情報紙あいお」（Ａ４判８ページ、カラー）が、１１（平２３）年度県公民館報コンクールで応募３８館報の中から最高賞の県公民館連合会長賞に輝いた。編集者の一人で、市秋穂地域交流センター主幹・冨永正己さんは「秋穂全体が褒められたと考えている。表彰後、地域内で紙面への注目もいっそう増した」と活性化・交流ツールとしての手応えを話す。
　編集に携わっているのは、秋穂地域の３２自治会と４２団体で組織されている「たのＳＥＡ秋穂づくり協議会」の広報委員会。写真撮影や話題提供など、協議会内からの協力も多く、実際は秋穂に暮らす約１００人もの人がさまざまな形で紙面作りにかかわっているという。テーマは「住民が主役」。行事や話題紹介のページには地域の人の表情をとらえた写真を多用しているのが特長だ。一人でも多くの人が登場するように心がけ、読みやすさ、親しみやすさへの工夫が、コンクールでの高評価につながった。
　「よりたくさんの人と情報が載れば、それだけ地域活動が活発な証拠にもなる。もっともっと地域の話題や人を紹介していきたい。住民のみなさんからの投稿も大歓迎です」と冨永さん。