サンデー山口

3月、県内で6番目の「子育てサポート企業」として厚生労働省の認定を受けた。「約300人の職員のうち、8割が女性。働きやすい職場のためには育児サポートの充実は欠かせなかった」とこれまでを振り返る。09（平21）年、現場職員からの提案により、院内でプロジェクトチームが発足。育児の時間を確保するための短時間勤務制度について、対象をこれまでの3歳未満から小学1年の2学期まで延長するなど、働く環境の向上を図ってきた。「認定は職員の努力のたまもの」と強調する。
　58（昭33）年の開院から半世紀が経過した同病院では、さらなる地域貢献をと、中期経営計画「ネクスト」を策定。阿知須地域に根付いた医療・福祉の一体化を進めようとしている。「支え続けてくれた地域の皆さんへの恩返しにつなげていきたい」

43（昭18）年5月、阿知須生まれ。68（昭43）年、岡山大学医学部卒。80（昭55）年、阿知須共立病院院長に就任し、02（平14）年から理事長兼任。信念は「地域のために」