サンデー山口

　１億円の輝きが、県内初上陸―。ダイヤモンドをぜいたくにあしらったティアラ（王冠）とピアスが、きょう２０日から、中市商店街にある時計・宝石・眼鏡など販売の岸田時計店（TEL０８３－９２２－０１４４）にお目見えする。同時計店の創業１３０周年を記念するイベントで、５月６日（日）まで展示される。
　いずれも、ジュエリーデザイナー石川暢子さんの作品。祝いの木と呼ばれ、その白い花は愛と不死、純潔と繁栄の象徴とされるミルテの花をモチーフにしている。ティアラは長さ約２０?で、合計２３・１３カラット。ピアスが長さ約５?で、合計３・２３カラット。随所にちりばめられたダイヤモンドの時価は総額で１億円に上るという。これらは実際に触れることができ、ティアラは希望すれば身に付けての記念撮影も可能だ。
　さらに、２２日（日）までの３日間は、黄金の仏像や湯飲み、かぶとなど約２０点の金工芸品も同時に展示される。
　岸田耕平常務（５０）は「１３０周年という節目に、お客さまへの感謝を込めた。実物を見て、明るい気持ちになってほしい」と話している。
　岸田時計店は１８８２（明１５）年、中市町で創業。世界の一流ブランドを扱う正規販売店として知られる。
　なお、ティアラとピアスの展示に合わせ、５月６日まで、大創業祭を開催。世界トップブランドの貴重なモデルや最新作までが多数取りそろえられる。時間は午前１０時から午後７時まで。期間中は定休日なし。