サンデー山口

　地域の顔になって―。
　ゆるキャラで町おこしを始めようと、陶地区にこのほど、陶器をイメージしたキャラクター「すえっきぃ」が誕生した。
　陶連合自治会（松尾征二会長）が地区の住民を対象に、１月からキャラクターのデザインと名前を募集。生徒ら７人から１１点の応募があった。
　選考の結果、デザイン原画は西京高１年福嶋竜也さんの作品に決まった。陶地区には約１２００年前に須恵器を焼いていた窯跡があり、陶器にも縁がある。そのため、須恵器をイメージしたキャラクターがなじみやすいと判断された。
　また、名前は地域名を盛り込んでいることや「すえっきぃ」という語感の良さが決め手となり、陶小５年野崎沙綾さんの案が選ばれた。
　今後、福嶋さんの原画を基にデザイン化がされ、１１月の陶ふれあいまつりで正式に披露される予定。将来的にはステッカーや携帯ストラップなどの商品化も視野に入れているという。選考を担当した同自治会の植田孝弘さんは「まずは、子どもたちに親しまれるキャラクターになってほしい」と話している。