サンデー山口

中心商店街活性化の起爆剤として、中市商店街に昨年4月オープンしたマルシェ中市には、川端・公設の両市場から引っ越してきた店舗も多く入居。今年1月、そうした人たちと川端テナント会を立ち上げて会長に就任。「これまでも各テナントが力を合わせて、にぎわいづくりに努めてきたが、もっと店同士の絆を深めたいと思い、発足させた」と振り返る。
　ところが、5月末に九州屋ほか2店舗が撤退した。施設内に空き店舗ができ、危機に直面したが「テナント会があったおかげで、各店舗が一枚岩になれた」。今後も「マルシェ・キッチン」などのイベントを通じて、集客増を図る。「市場ならではの対面販売の良さを生かし、お客さまとの会話を交えながら旬の食材を提供するという姿勢を貫き、これまで以上に地域に根ざした店づくりをする」と力を込める。

74（昭49）年12月、白石生まれの37歳。99（平11）年、公設市場に総菜店「万彩いしだ」を出店し、現在に至る。妻と3人の子どもの良き父として奮闘中。