サンデー山口

就職活動に疲れた現代の青年と、湯田温泉の白狐伝説とを織り交ぜた約10分の短編映画「足湯物語」を制作したメンバーの一人。アルバイト先のレストランで観光客と接する機会が多く「山口に関する豊富な知識を身に付ける必要性を感じていた」。そんな時、友人の古垣寿子さんに誘われて、山口の魅力を発信できる映画の制作を決意。昨秋から準備を始めた。檜垣さんはストーリー構成や撮影などを担当したが「まったくの初心者で、技術も知識もないままだった」と振り返る。
　完成した映画は6月末に山口大で上映。同席した映画監督・佐々部清さんからは「画面が暗かった」などの厳しい評価も受けた。一方で、この取り組みを評価する声もあったという。11月の姫山祭では、新作を上映する予定。「山口の良さがもっと伝わる作品に仕上げたい」と意気込む。

91（平3）年12月、愛媛県今治市生まれの20歳。山口大経済学部経営学科3年。映画を制作した「プロジェクトＧ」副代表。芸術系サークル「かしゃころ。」にも所属し、活動中。