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2012年07月21日

「あの火事を忘れない」 市中心商店街火災から1年

「あの火事を忘れない」 市中心商店街火災から1年

 市中心商店街で発生した火災から23日で1年がたつ。被害に遭った店舗の中には、別の場所へ移って営業を続けているところもあれば、休業や廃業を決めたところもあり、商店街に大きな傷跡を残した。だが、火災を機に、各店舗や商店街の防火意識が高まったほか、復興に向けた再開発計画も進みつつある。
 「火事だ! 火事だ!」。火災から1年を前にした17日、米屋町商店街の飲食店から火が出たという想定で、防火訓練が実施された。同商店街や中市商店街の店舗関係者ら約60人が参加。火災発生時の通報や初期消火、買い物客の避難誘導の方法を確認した。その後、市消防本部の指導により、消火器の使い方などを学んだ。米屋町振興会の下鐵太郎理事長は「商店街を利用している買い物客らの安全が第一。火事発生時には自然と体が動くように、繰り返し訓練をしていく」と話した。
 火災は昨年7月23日午後5時ごろ、中市商店街の店舗から出火。火はあっという間に近隣の建物に広がり、店舗・住宅9棟(延べ約1400平方メートル)が全半焼した。現場周辺は一時騒然となったものの、死傷者がでなかったのが唯一の救いだった。「火の回りが早く、どうすることもできなかった。状況をただ見守るだけだった」と、あの日も現場近くの店舗で働いていた女性は振り返る。火災後、焼け落ちた建物は撤去され、現在は更地になっている。火災で店舗を失い、今は別の場所で営業を続ける店の関係者は「商売ができなくなるということは、生活ができなくなるということ。初期消火がきちんとできていたならと思うこともある」という。
 跡地は、新たなにぎわいづくりの場として活用される日を待っている。商店街の中でも一等地とあって、土地活用を急ぐ声もあり、地権者などは先月11日、「山口市中市町一番地区まちづくり推進協議会」を発足させ、跡地利用策を検討している。同会のメンバーでもあるOK無線中市支店の藤本玲子さんは「しばらくはフリーマーケットなど、商店街の活性化につながるイベントで活用してほしい」と話した。
 ところで、本紙が昨年9月2日付の紙面で紹介した、大火に包まれながらも焼け跡に奇跡的になっていたモミジの木。今年3月には根本から約50センチを残して炭化した部分が切り取られた。“復興のシンボル”として復活が期待されているが、残念ながらいまだに芽吹いていない。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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