サンデー山口

　連日、熱戦が続くロンドン五輪。とりわけ、７日深夜から８日未明にかけてあった卓球女子団体の決勝戦は、山口市出身の石川佳純選手（全農）が出場したこともあり、大勢の人がパブリックビューイングに出かけ、テレビの前にくぎ付けになったことだろう。石川選手は福原愛選手（ＡＮＡ）、平野早矢香選手（ミキハウス）とともに、強豪・中国との決勝戦に臨んだ。結果は既にご存じのように、金メダルこそ逃したものの、８８（昭６３）年のソウル五輪で卓球が正式種目となって以来初のメダルとなる銀メダルが日本にもたらされた。
　小６の時に書いた卒業文集の中で「私の将来の夢は、オリンピックに出ること」とつづった石川選手。ロンドン五輪では、個人シングルスで日本人初のベスト４入りも果たし、名実ともに世界に名だたるプレーヤーに成長した。
　そんな石川選手の活躍をたたえようと、８日には新設されたばかりの市民栄誉賞の授与が決定。同日午後には早速、祝福のための懸垂幕と横断幕が市民会館と市役所に掲出された。
　さらに、１７日（金）には石川選手が地元・山口市にがい旋する。まずは、午前９時から母校の平川小体育館で報告会に臨む。この日は同小の登校日で児童も出席するが、一般の参加も可能。ただし、参加者が大勢集まった時は体育館に入れない場合もあり、石川選手の都合によっては、報告会が延期される可能性もある。問い合わせは、石川佳純平川後援会事務局（TEL０８３－９２２－０５２３）へ。
　続いて、午後３時からは市中心商店街で市民報告会。道場門前のコープどうもん店前から山口井筒屋前までをパレード。その後、山口井筒屋前の特設ステージで、市民栄誉賞の授与式が実施される。問い合わせは、市生涯学習・スポーツ振興課（TEL０８３－９３４－２８７４）へ。