サンデー山口

国際問題への理解を深めてもらおうと、47（昭22）年設立された日本国連協会は、47都道府県に支部を置き、52（昭27）年に山口県本部が創設。毎秋開催される「国連フェスタ」などを通じ、啓発活動に取り組む。06（平18）から県本部長を務め、8月に功労者として外相表彰を受けた。「国連というと遠い世界のことのように感じてしまいがちだが、世界平和のために必要な組織。多くの人に関心を持ってほしい」と話す。
　一方、独立行政法人化と同時に県立大学長に就任して6年。地域に開かれた大学を目標に、教職員らの意識改革に努めてきた。「学生にはいつも目標を持つこと、『なぜ』を問うことが大切だと話している。本学の教職員や学生は、地域の中でこつこつと物事に取り組むタイプ。地域に貢献できる人材をどんどん輩出していきたい」

39（昭14）年1月、長門市油谷生まれの73歳。大津高、県立医大（現山口大）医学科卒。県立中央病院長などを経て、06（平18）年から現職。趣味はゴルフで、日課は早朝1時間の散歩。