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2013年02月08日

山口―小郡間の路線バス 4月から平日は日中20分間隔へ

 日常の移動手段として路線バスを使いたいと思っていても、「いつバスが来るのか分からない」「どこを走っているのか知らない」という市民も多いだろう。そんな不便を解消して利用しやすいバスを目指し、4月1日から市内バス路線の充実が図られる。
 市内で路線バスを運行する防長交通(山口営業所、TEL083-922-2555)は、メーン路線の山口-小郡間で、出発時間が等間隔になる運行ダイヤを導入する。同区間は現在、1日約60往復が運行されているが、その間隔はバラバラだった。そこで、市中心部の西京橋バス停から湯田温泉・大歳を経由して新山口駅とを結ぶ路線で、利用者の多い午前10時~午後5時台に平日は20分間隔、土・日曜、祝日は30分間隔で運行されるようにする。
 また、バスの行き先や経由地などを踏まえ、路線ごとに3けたの番号が新たに割り振られる。具体的には、新山口駅-西京橋-井開田は100番、新山口駅-西京橋-県庁前は150番、新山口駅-平川-県庁前は340番など。番号で目的地に向かうバスを案内でき、バス路線に詳しくない人だけでなく、今夏のアジア・太平洋スカウトジャンボリーなどで市内を訪れる外国人らも理解しやすくなるという。
 さらに、地域住民の要望に基づき、鋳銭司・陶地区から新山口駅に向かう路線バスが、寿町第一病院前バス停まで延長。朝田ヒルズ前、小郡中学校前の各バス停に雨などをしのげる屋根が設けられる。阿東地域では、徳佐交番前バス停が新設される。
 一方、中心商店街で2千円以上の買い物をするともらえる駐車サービス券が、1枚100円のバス・タクシー券として利用できるようになる。従来は、市が運行するコミュニティーバスのみだったが、防長交通と中国JRバス、市内のタクシー事業者に使用範囲が拡大される。
 こうした取り組みは、有識者らでつくる市公共交通委員会(委員長・吉田正治副市長)で出された意見を基に実施される。山口-小郡間では、3月のダイヤ改正で列車が増発されるJR山口線と合わせた利用促進策を強化。利用状況調査を来年度に実施するなどして、さらなる利便性向上を図る。今後、市内で100円均一区間や上限運賃の設定などができないかなどの検討もなされる。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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