サンデー山口

　市内のテニススクールに通う附属山口中（杉浦崇夫校長）の生徒6人が同中男子硬式テニス部員として、2月9日から11日まで香川県で開かれた「第1回全国選抜中学校テニス大会」（全国中学校テニス連盟主催）に出場し、日本一に輝いた。
　登録メンバーは、木本裕貴君（2年、山口サングリーンテニスクラブ）、大平航暉君（2年、レオーネ山口）、井上幹基君（2年、同）、川内皓平君（2年、フジイテニススクール）、奥田光君（2年、Ｔｅｎテニスチーム）、山中慶一君（1年、同）の6人。
　同大会には、全国九つの地域ブロック予選を勝ち抜いた30校が参加。附属山口中は開星中（島根県）とともに、中国ブロック団体戦代表として出場した。
　予選リーグを1位で通過した同部は、「今大会の最大の山場で、激戦だった」と部員全員が振り返る準決勝で、創部100年以上の歴史を持つ全国大会常連校の名古屋中（愛知県）と対戦。試合を前に、「最初はベスト8が目標だったが、ここまで来たら全力で試合を楽しもう」とお互いに励まし合ったという。そのかいあって、気負うことなく試合に臨め、一時は追い込まれながらも辛勝。続く決勝戦では、準決勝の勢いそのままに、サレジオ学院中（神奈川県）に快勝した。チーム主軸の一人である大平君は「まさか優勝できるとは思わなかった。勝ち進む中で、『日本一になりたい』という気持ちが強まっていた」と話す。
　次の目標は、夏の「全国中学生テニス選手権大会」での優勝。主将の木本君は「今度は追われる立場だが、一生懸命頑張りたい。応援よろしくお願いします」と笑顔を見せる。